特定行為看護師として緩和ケアの視点から、終末期輸液を語る

地域交流ホーム講義レポート
(開催日:2025年7月26日)

 七月二十六日、病院併設の地域交流ホームで「終末期における輸液管理:看護師の視点から」と題した無料講義を行いました。猛暑日でしたが、他院から約60名、自施設から約20名、合計80名のみなさまにご参加いただきました。お忙しい中お越しいただき、本当にありがとうございます。

■ 暑さと準備の舞台裏

A4 資料(6枚綴り)を準備しましたが、両面コピーできていないという印刷ミスが発生。施設の方が終了後にわざわざ誤りに来てくれました。次回はダブルチェック体制を強化しようと一緒に反省しました。

■ 講義でお伝えした三つのポイント
1. 輸液の目的を再確認
― 症状緩和・家族の安心・倫理的判断をどのようにバランスさせるか整理しました。
2. 終末期特有のリスク
― 浮腫・呼吸困難・電解質異常など、現場でよく遭遇する問題を事例とともに紹介しました。
3. 輸液量決定のアルゴリズム
― 「まず症状を観察し、検査値は補助的に」という流れをフローチャートで共有しました。

■ 病棟ツアーと嬉しい再会
 講義後はホスピス病棟を小グループでご案内しました。その最中、2023年度の久留米大学認定看護師教育センターの先輩看護師の方がいらっしゃいました。

■ アンケート結果
 参加者アンケートでは 95% の方が「臨床にすぐ役立つ内容だった」と回答してくださいました。とくに「患者、家族への輸液への理解と輸液以外のケアにバトンを渡すという説明フレーズ」が高評価で、そのような関わり方をしていきたいといった声もいただきました。

猛暑の中ご参加くださった皆さま、そして準備を支えてくださったスタッフの皆さまに改めて感謝申し上げます。

講義資料は資料ライブラリにて閲覧可能 

ここからダウンロードもできます

https://jurikanael.com/wp-content/uploads/2025/07/shumatsuki-yueki-seminar.pdf

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール